『マリメッコの救世主』キルスティ・パーッカネンの物語
「世界が男のものなら、人生は女のものよ!」キルスティの言葉にワクワクします💓
この書籍の日本語訳は、私がフィンランドの演奏旅行で現地の合唱団の子どもたちにボイストレーニングをさせていただいた時に、通訳をしていただいた「セルボ貴子さん」です🇫🇮
キルスティの生涯についての本ですが、フィンランドの歴史やヨーロッパの中でも日本人と特性が似ている部分に共感したり、シス(フィンランド人の不屈の精神)の言葉など勇気や夢を与えてくれます。
文章が3Dの様に浮かび上がって来て、映像を見ている様な錯覚に落ち入りました。
自分らしく生き、経営者としても指導者としても魅力的なキルスティ、60歳からマリメッコを立て直し、90歳になられてもアクティブに過ごされた彼女の生き様に感銘し、とても温かい気持ちになりました。
フィンランドやマリメッコ好きの方は勿論、経営者として、そして女性の生き方のバイブルになる本です。
『世界からコーヒーがなくなる前に』を読みました。
読むきっかけは、翻訳された方(セルボ貴子さん)が友人だと言うところからでしたが非常に面白かったです!!
今、興味がある「サステイナビリティ」(私のイメージでは無理なく環境の事を前向きに考える)の事をコーヒー栽培から購買し私たちがコーヒーを飲むまでの過程を詳しく書かれています。
北欧では環境問題について若者たちが金曜日は学校を休んでストライキをしたり、16歳のグレタさんが国連サミットで堂々と各国のリーダーに意見を述べたりして行動を起こしています☆
実家では母が農薬も使わず、肥料もほとんど使わずに野菜を作ってくれています。その中で沢山の気づきと愛情を貰っています♡
この本を読むきっかけを作ってくださった貴子さんに感謝し、もっと世界の本当の事を知りたくなりました^_^
『重力との対話』(著:天児牛大) は、とても面白かった
身体・生死・舞台・呼吸・心。。などなど、人が生まれてから人生を全うするまでの「無と有」を分かりやすく書かれている。
急ぎがちな現代、特にスマホで何でもスグに分かる時代になって、答えをスグに出したがる若者が多くなって行っていると思う。
私は、そう言う流れの中で、歌う道を全うしたいと言う教え子や音楽仲間との交流で、自分の身体・心のことを考える良い機会になった
焦らず「やさしく・ていねい」に生きようと思う
数週間前にBSテレビで放映された『フィレンツェ・ラビリンス~15世紀の私を探して』 と言う番組が面白かった
7月にフィレンツェに行ったので行った所が懐かしいと共に、内容が凄く面白かった!!
女優、杏さんが演じるフリーライターの女性の実話を素にしたストーリーだったのですが、仕事として前世が見える女性に会い、前世を見てもらい科学的に解明されている物以外は信じないフリーライターがどんどんハマっていき、フィレンツェまで飛び、生まれ変わりだと言われたルネッサンス期の彫刻家(デジデリオ)に付いて必死に探していく。。と言うノンフィクションです
余りにも面白かったので原作『前世への冒険ールネッサンスの天才彫刻家を追って』 を読んでみました
時間を忘れて読んでしまう程、面白くて魅きこまれてしまいました!!
私は前世、生まれ変わりや輪廻転生を信じている1人ですが、著者は冷めた目線でいながら、どんどんはまって行く姿が面白い~
生まれ変わりがあるかどうかは分かりませんが、今の人生を大切に生きようと思わせてくれる本です!(^^)!
11月の中頃に”マウリッツハイス美術館展”に行って来ましたが、その時に見た『ルーベンス』の《聖母被昇天》の下絵を見て以来「フランダースの犬」を読みたくなり、図書館で借りて今日、読み終えました
子供の時、日曜日の朝にテレビでアニメ放送されていた時も泣きましたが、大人になった今、読んでも涙が止まりませんでした
ネルロ少年の天使の様な心と絵を描く事への喜び、パトラッシュ(犬)との絆、貧乏だったが故に天才画家への夢を断たれ幼くして亡くなってしまった事。。
最後に大聖堂で見る事が出来たルーベンスのイエス様の絵の下で、幸せな気持ちで息を引き取る事が出来た事に胸がキューンとなり、たまらない気持になりました
残暑が厳しいですね
夏休みもあと10日程になりました。
レッスンにやって来る生徒達も、旅行やキャンプに行ったり、普段出来ない様な事を楽しんでいる様です
いつも元気に「ピンポ~ン」とチャイムを鳴らしやってくる7歳の女の子
とっても言葉に敏感で感性が鋭く純粋です☆
お歌も、伸び伸び歌っています
そんな彼女の感覚を言葉にした本『もののケのしおり』のご紹介をさせて頂きます
地球に起こっている様々な問題を『もののケ(物の怪)』と表し、7歳の子のかわいく悲しく厳しい感じ方による表れを『もころケ』として言葉で表現されています。
ご興味のある方はリンク『もののケのしおり』のページにてご覧ください
『指揮者の仕事術 』光文社新書(伊東乾著)と言う本を読み凄く面白かった
プロフィールには作曲家・指揮者で東京大学大学院の准教授と書かれているが私は失礼ながら知らないお名前だったので「どんなんかな(・・?」程度に思って読んでみたけれど「へぇ~こりゃ為になる~」って事が沢山書かれていた。
若い頃に副指揮をされていた経験談とか、ベートーヴェンの第9の宗教的な事とか、外国のオペラ劇場の音響について、人間の耳に聴こえる音の事。。とかワクワクしながら読みました☆
音楽の事にとどまらず会社経営の社長さんに指揮者をたとえて書いてある所が心憎いです
例えば「芸術家はみんな個人経営のベンチャーなのです。創造の戦略を巧みに立て、自分の持てる能力をすべて投入して夢を実現してゆく。そんな”仕事術”として、音楽造りのプロセスはさまざまなヒントを与えてくれます。」
指揮者で作曲家でもあるバーンスタインさんと会われた時の事も人間味が溢れていてドラマに惹き込まれます(^^♪
音楽をやっていない方にも参考になる興味深い本です。
トルストイ『復活』読み終えました。
読んでいる時は重たーい気分でしたが、最後の部分で一気に”ず~ん”と前向きにストーリーが展開して行き、形ではない愛の姿に感動しました。
チャールズ・ディケンズ『オリバー・ツイスト』、ドストエフスキー『罪と罰』を読んだ時と同じ感覚です。
国は違えど社会に対する批判・人間の愛を素晴らしい表現力で訴えて来る小説
生きて行くのは楽しい事ばかりではないけれど、その中で何を選択し、本物を見る力を養い、美しい物を心から美しいと思い、感動したいなあと思います☆
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